Windows 11で画面を録画する方法は多岐にわたります。標準搭載のツールから高機能な外部ソフトまで、それぞれの特徴を理解することで、用途に最適な選択が可能です。本記事では、Windows 11で利用できるキャプチャツールと録画ソフトを、基本情報、機能、違い、制限などの観点から詳しく解説します。また、ツールやソフトを利用する際によくある質問にも触れていきます。
Windows11標準搭載のツールで画面録画する
Windows 11に標準的に搭載されているキャプチャツールとして、「Xbox Game Bar」、「Snipping Tool」、「Microsoft Clipchamp」の3つを紹介します。
1. Xbox Game Bar
Windows 10/11でゲームの操作や画面録画、Xboxチャットなどの機能を、ゲームやアプリの画面上に重ねて表示・操作できる機能です。
機能
● 画面録画:ゲームの操作や画面を動画として録画できます。
● Xboxチャット:Xboxの友達とテキストや音声でチャットできます
使い方
STEP1:[Windowsのキー] + [G]を押してXbox Game Barを起動します。
STEP2:録画を開始するには、[Windowsのキー] + [Alt] + [R]を押します。
STEP3:録画を終了には、画面上部の表示される四角のアイコンをクリックするか、[Windowsのキー] + [Alt] + [R]を再度押してください。
>>関連記事:Windowsゲームバーで録画ができない7つの原因と対策を徹底解説!
2. Snipping Tool
Snipping Toolはスクリーンショットツールとして知られていますが、Windows 11では画面録画機能も追加されました。
機能
● 動画キャプチャ:Windows 11では、画面の特定範囲を録画することもできます.
● 画像保存:切り取った画像を、JPEG、PNG、GIFなどの形式で保存できます.
使い方
1. スタートメニューから検索し、Snipping Toolを起動します。
2. 録画モードを選択し、録画したい範囲を指定して録画を開始します。
3. Microsoft Clipchamp
ClipchampはWindows 11に標準的に搭載される動画編集アプリですが、画面録画機能も備えています。
機能:
●画面の録画が可能であり、動画編集と連携して利用できます。
●範囲を選択して録画することにも対応します。
使い方
1. Windows11のスタートメニューClipchampを検索し、起動します。
2. アプリ内で「新しいビデオを作成」クリックし、録画の画面に移動します。
3.「録画と作成」ボタンをクリックすると、録画の設定を行うことができます。設定を完了したら、画面下部にある赤い丸のアイコンをクリックして、録画を始めよう。
Windows11内蔵のキャプチャツールの違い
Xbox Game Bar | Snipping Tool | Microsoft Clipchamp | |
基本情報 | ゲームプレイ補助ツール | スクリーンショット・簡易画面録画ツール | 高度な動画編集・画面録画ツール |
主な目的 | ゲームの録画・配信、PCパフォーマンス監視 | 画面の静止画/動画キャプチャ | 動画作成・編集、画面録画 |
ターゲット | ゲーマー、ゲーム実況者 | 一般PCユーザー(手軽なキャプチャ) | 初心者~中級者(動画コンテンツ作成) |
機能 |
・画面録画(ゲーム向け) ・スクリーンショット ・FPS/CPU/GPU表示 ・チャット |
・スクリーンショット(多様な形式) ・画面録画(部分/全体) ・簡易編集(トリミング、書き込み) |
・タイムライン動画編集 ・画面/ウェブカメラ録画 ・豊富な素材、テンプレート ・AI音声、字幕生成 |
連携 | Windowsゲーム機能、Xboxフレンド | Clipchampへの連携(Windows 11) | OneDrive, YouTube, Teamsなど多岐にわたる連携 |
操作性 | Win+Gで素早く起動 | Win+Shift+Sで素早く起動 | 専用アプリまたはWebブラウザで起動 |
Windows11を画面録画できるサードパーティー製アプリ
サードパーティー製の録画ソフトはWindows11上でも使えます。ここでは、BandicamとOBS Studioの2つを紹介します。
1. Bandicam(バンディカム)
Bandicamは、ゲームプレイ、PC画面、Webカメラ、外部デバイスからの映像など、様々な種類の録画に対応した高機能な画面録画できるソフトウェアです。
機能
○ 画面録画モード: PC画面全体、特定の範囲、特定のウィンドウなどを録画できます。
○ ゲーム録画モード: DirectX/OpenGL/Vulkanを利用したゲームの録画に特化しており、高フレームレートでの安定した録画が可能です。
無料版の制限
○ 録画時間制限: 1回の録画につき10分までと制限されています。
2. OBS Studio
OBS Studioは、ライブストリーミングと画面録画の両方に特化した、無料かつオープンソースのソフトウェアです。
機能
○ ライブストリーミング: YouTube Live、ニコニコ生放送、Twitch、など、様々な配信プラットフォームに対応しています。
○ 高性能な録画: 高品質な動画をPCへの負荷を抑えながら録画できます。ハードウェアエンコーダー(NVIDIA NVENC, Intel Quick Sync Video, AMD VCE/VCN)にも対応しています。
制限:
● 直接的な顧客サポート: 無料のオープンソースソフトウェアであるため、公式の直接的な顧客サポートはありません。コミュニティフォーラムやユーザーガイドが主なサポート手段となります。
よくある質問
1)Windows11パソコンで全画面録画する方法
Windows11のPCで全画面を録画する方法は、 Windows 11に標準搭載されているキャプチャーツールである「Xbox Game Bar」、「Snipping Tool」、「Microsoft Clipchamp」の3つの方法がおすすめです。
2)パソコンの画面録画はWindows11で何時間まで録画できますか?
Windows 11での画面録画の時間は、使用するツールによって異なります。
ゲームバー(Xbox Game Bar)の場合、最大録画時間は4時間です。
Snipping Toolの場合、最大録画時間は2時間(1ファイルあたり)です。
サードパーティー製のアプリを使う場合は製品によって録画時間に大きな違いがあります。無料版の場合は録画時間に制限があります。例えば、10分、30分、1.5時間など、アプリによって異なります。ほとんどの有料版アプリでは、録画時間の制限はありません。
まとめ
ここまでは、Windows11内蔵のキャプチャツールとおすすめのサードパーティー製キャプチャツールを紹介しました。どのツールでも手軽にWindows11を画面録画できます。ぜひ使ってみてください。
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