ライブ配信を中心に人気を集めるTwitchでは、「Twitch保存」の需要が高まっています。配信者は自分の配信を記録したい、視聴者はお気に入りの配信を残しておきたいという場面は多いでしょう。本記事では、「Twitch録画」「Twitchアーカイブ保存」など、目的別に最適な保存方法を紹介します。
Twitchの標準機能を使った保存方法(配信者向け)
Twitchには、配信者が自身の配信を自動的に保存できる「Twitchアーカイブ保存」標準機能があります。この機能を活用することで、配信後でも視聴者が一定期間アーカイブを視聴することができます。また、自分の配信をローカル環境に保存することも可能です。
Twitchアーカイブ保存(VOD)を有効にする手順
この設定をオンにしないと、配信終了後に動画が保存されないため、配信前に必ず設定しましょう。
操作手順
1.Twitchにログイン(https://www.twitch.tv)
2.右上のプロフィールアイコンをクリックし、「クリエイターダッシュボード」を選択
3.左側メニューの「設定」→「配信」をクリック
4.「VOD設定」の中にある「過去の配信を保存する」のスイッチをオンにする
5.設定は即時反映され、自動で「Twitch保存」が行われるようになります
この機能を有効にすると、自動的に「Twitch保存」が実行され、アーカイブとして保存されます。通常の一般配信者アカウントでは7日間、アフィリエイトは14日間、TwitchパートナーやTurboユーザー、Primeユーザーは最大60日間の保存が可能です。
Twitchアーカイブ保存動画のダウンロード方法
配信後、自動で保存された動画は「ビデオプロデューサー」から確認・管理できます。
操作手順
1.Twitch右上のプロフィールから「クリエイターダッシュボード」へ
2.左メニュー「コンテンツ」→「ビデオプロデューサー」をクリック
3.一覧に過去の配信が表示されるので、ダウンロードしたい動画の右側にある「…(その他)」ボタンをクリック
4.「ダウンロード」を選択すると、MP4形式でパソコンに保存される
この方法を用いることで、自分の配信動画を保存できます。PCに「Twitch保存」された動画をローカル保存できるのです。ダウンロード後は、YouTubeやニコニコ動画など別の動画プラットフォームへの再編集・再アップロードも可能です。ただしBGMなどの著作権には注意しましょう。
注意点:自動保存機能をオンにし忘れると、配信は即時消えてしまいます。初回設定時に必ず確認しましょう。また、音楽著作権に注意しましょう。Twitch内で流したBGMやゲーム音楽が原因でアーカイブがミュート処理される場合があります。フリーBGMやTwitch対応BGMを使うのが安全です。
外部ツールを使ったTwitch動画保存のベストプラクティス(視聴者向け)
Twitchでは視聴者向けに公式な「Twitch保存」機能はありませんが、録画ツールやダウンロードツールなどの外部ツールを活用することで「Twitch録画」や動画のダウンロードを合法的に個人利用の範囲で保存することが可能です。ここでは、録画とダウンロードの二つのアプローチに分けてご紹介します。
1.Twitch録画で配信を保存する方法
【Windowsユーザー向け】iTop Screen Recorder
iTop Screen Recorderは、軽快な動作と高画質録画を両立した無料の人気録画ツールです。広告表示もなく初心者でも使いやすく、「Twitch録画」に向いています。
特徴としては、録画中の動作が軽く配信中でもスムーズに録画できる、画面全体や特定ウィンドのみの録画が可能、システム音声・マイク音声・Webカメラの同時録音・録画にも対応、録画後にそのまま編集できる動画の簡易編集機能も搭載しており、保存形式はMP4など汎用性が高いことが挙げられます。
Twitchで配信を視聴しながら、録画開始ボタンをクリックするだけで「Twitch保存」が完了します。録画後にローカルフォルダからいつでも再生できます。
以下に具体的な操作手順を紹介します。
操作手順
1.公式サイトからソフトを無料ダウンロード
2.インストールして起動
3.Twitchで保存したい配信を全画面またはウィンドウモードで表示
4.iTop画面で「フルスクリーン」または「範囲を選択」を選択
5.「スピーカー」と「マイク」を有効化(必要に応じて)
6.赤い「REC」ボタンをクリックして録画開始
7.録画終了後、「停止」ボタンをクリック
8.自動的に録画一覧に保存され、「フォルダアイコン」をクリックで再生や編集が可能
【Mac向け】OBS Studio
Macユーザーには無料で高機能な録画ソフトである「OBS Studio」がおすすめです。Macユーザーに限らず広く支持されています。「Twitch録画」の他、ライブ配信自体にも利用可能ですので、将来的に配信社を目指す方にも適しています。
OBS Studioの特徴としては、解像度・ビットレートなど細かく設定可能で高解像度での録画が可能、音声や映像の細かな設定が可能、配信の途中でもシーンを切り替えられる、複数シーンの切り替えやエフェクト追加にも対応、複数音声ソースを同時に管理できる、などが挙げられます。
これらのツールを活用すれば、視聴者としても高画質な「Twitch録画」が実現できます。
操作手順
1.OBS公式サイト(https://obsproject.com/ja)からダウンロード
2.起動後、「シーン」に新しいシーンを追加
3.「ソース」欄にて「ウィンドウキャプチャ」または「画面キャプチャ」を追加
4.Twitchの配信ウィンドウを選択し、音声ミキサーでシステム音声を確認
5.右下の「録画開始」をクリック
6.終了時に「録画停止」をクリック
7.自動的に「設定」で指定したフォルダへMP4形式などで保存される
2. Twitch動画をダウンロードして保存する方法
ライブ配信終了後のアーカイブを保存したい場合、ダウンロードツールの利用が便利です。代表的なツールとして「4K Video Downloader」は、多機能で使いやすい定番ソフトです。
4K Video Downloaderの特徴としては、TwitchのURLを貼るだけで動画を取得可能で、解像度や形式(MP4/MKV)などTwitch保存形式や画質の選択が可能、長時間配信の一括ダウンロードおよびプレイリスト保存にも対応、そして何よりOSがWindows/Mac/Linuxで利用可というのが大きな魅力となります。
操作手順
1.公式サイト(https://www.4kdownload.com/ja/products/product-videodownloader)からソフトをダウンロードし、インストール
2.Twitchで保存したい動画ページを開き、URLをコピー
3.4K Video Downloaderを起動し、「リンクを貼り付け」ボタンをクリック
4.自動的に動画を解析後、解像度・形式(MP4など)を選択
5.保存先を指定し、「ダウンロード」ボタンを押す
6.PCに「Twitch保存」された動画が保存される
「Twitch録画」ではなく、既にアップされた配信をそのまま「Twitch保存」したい方におすすめです。ただし、動画の著作権には十分配慮しましょう。
個人利用に留め、配信者の許可なしに再配布や公開しないようにしましょう。他人の配信を無断で再投稿することは違法です。法律遵守を心がけましょう。
Twitch動画保存に関するよくある質問とその解決法
Q:Twitch録画が途中で止まるのはなぜ?
A:録画が途中で途切れる原因としては、PCの処理能力不足、録画設定のビットレートが高すぎる、他のアプリとの競合によるCPU使用率の上昇などが考えられます。録画前に不要なアプリを閉じ、解像度を下げるなど録画設定を見直すことで安定した「Twitch保存」が可能になります。
Q:Twitch録画で音声が録れなかったのはなぜ?
A:録音デバイスの設定が適切でない可能性があります。音声が録音されない場合、録画ソフトの音声入力デバイスが適切に設定されていない可能性があります。マイクやシステム音声を別々に設定しているソフトもあるため、録音前にテスト録音を行うと確実です。具体的には、録画ソフト側で「システム音声」と「マイク音声」を別々に確認し、事前にテスト録音を行うと確実です。
Q:スマホでTwitch動画を保存できますか?
A:スマートフォンでは「Twitch保存」は基本的にはできません。ただし、画面録画機能を使えば対応可能です。iPhoneやAndroidには標準で録画機能が搭載されており、数分〜数時間の録画も対応可能です。ただし、容量やバッテリーの消耗には十分注意しましょう。
まとめ
Twitch保存には、配信者のアーカイブ保存や、視聴者向けの録画・ダウンロード方法など多様な手段があります。目的と環境に応じて最適な「Twitch録画」や「Twitchアーカイブ保存」方法を選び、大切な配信を見逃さずに残しましょう。
コメントを残す *メールアドレスが公開されることはありません。