リモートワークやオンライン授業の普及に伴い、Microsoft Teamsは日本でも多くの企業や教育機関で使われています。会議内容を後から確認したり、プレゼン資料を記録したりしたい場合もありますが、標準機能では主催者の許可が必須であり、録画を開始すると全員に通知が届く仕組みです。そのため、Teamsで主催者以外として録画したい場合、どうすれば良いか悩むユーザーは多いです。
本記事では、PC・Mac・スマホでの操作手順から注意点、通知なしで録画する方法を詳しく解説します。
Teamsの標準録画機能で主催者以外として録画する方法(制限あり)
Teamsに備わっている標準の録画機能がありますが、注意することがあります。
Teamsの標準機能で会議を録画できるのは、基本的に会議の主催者、または主催者から「発表者」の権限を与えられた参加者のみです。つまり、一般の参加者はこの機能を使えません。
主催者から録画権限をもらえれば、下記の手順でTeamsの会議を録画できます。
PCの場合
1.Teams会議を開き、画面右上の「…」をクリック
2.「レコーディングを開始」を選択
3.通知が全員に表示される
4. 録画終了後、OneDriveまたはSharePointに自動保存される
注意:
●フルスクリーン時は通知が出やすく、参加者の意識も高いため録画中の操作に注意
●複数モニター使用時は、共有画面と録画対象を明確に設定する
スマホの場合
1.Teamsアプリで会議に参加
2.画面下部メニューの「…」をタップ
3.「レコーディング開始」を選択
4. 録画終了後、自動的にクラウドに保存
注意:
●バッテリー残量に注意し、録画中にスマホがスリープしないよう設定Teamsの標準録画機能で、録画する時には、会議に参加している全員に「会議が録画中です」という通知が表示されます。主催者以外の方がTeamsでバレずに録画したいなら、会議の主催者に許可をもらうか、外部ツールを使う必要があります。
次に、Teamsでバレずに録画する方法を紹介します。
主催者以外がTeamsでバレずに会議を録画する方法
主催者以外がTeamsで録画する方法がります。初心者でも使いやすい無料の外部ツールなら、バレずに、録画できます。
WindowsでTeams会議を録画する方法
iTop Screen Recorderは、Windows向けの、初心者でも直感的に使える無料の画面録画ソフトです。高画質な動画を簡単にキャプチャできるだけでなく、録画範囲を自由に設定したり、マイクの音声を同時に記録したりと、便利な機能が満載です。
【録画手順】
1.iTop Screen Recorderを公式サイトからダウンロードし、PCにインストールします。
2.ソフトを起動し、録画したい範囲を設定します。全画面、特定のウィンドウ、またはカスタムサイズから選択可能です。
3.マイクやスピーカーの音声を録音するかどうか、必要に応じて設定します。Teamsの会議音声も同時に録音したい場合は、スピーカーをONにします。
4.設定が完了したら、「REC」ボタンをクリックして録画を開始します。
5.Teams会議が終了したら、停止ボタンを押して録画を終了します。保存された動画はPC「ファイル>ビデオ」に自動的に保存されます。
iTop Screen Recorderは録画だけでなく、音声のみを録音することもできます。Teams会議の音声だけ録音したい場合でも利用可能です。
iTop Screen RecorderはWindowsしか使えませんので、Macユーザーにおすすめの方法を下記の内容で確認してください。
MacでTeams会議を録画する方法
Macユーザーであれば、Macに標準搭載されているQuickTime Playerを使うのが最も手軽です。外部ソフトをインストールする必要がなく、簡単に画面録画ができます。
【録画手順】
1.アプリケーションフォルダからQuickTime Playerを起動します。
2.メニューバーの「ファイル」から「新規画面収録」を選択します。
3.画面下に表示されるコントロールパネルで、録画したいTeamsウィンドウの範囲やマイクの設定を行います。
4.録画ボタンをクリックすると、録画が開始されます。
スマホで、Teamsの会議を録画するなら、OSに標準搭載されている画面録画機能を使えば、バレずに録画することが可能です。
iPhoneでTeams会議を録画する方法
iOSで標準搭載される画面録画機能を利用するのが一番簡単な方法です。
1.コントロールセンターに「画面収録」を追加
2.録画ボタンをタップしてTeams会議を録画
3. 録画終了後、写真アプリに自動保存
AndroidでTeams会議を録画する方法
Androidの画面録画機能は機種によって異なります。
Teams会議中に画面の上端から下にスワイプし、クイック設定パネルで「スクリーンレコード」を使って録画できます。
1.クイック設定メニューから「スクリーンレコード」を使用
2.音声録音をオンにして録画
3.ギャラリーに保存
以上でまとめられた方法を使えば、Teams会議の主催者以外でも、気軽にバレずに録画できるようになります。
Teams録画に関するFAQ
最後に、Teams録画に関するよくある質問について解説します。
Q1. ゲストは録画可能ですか?
Teams会議にゲストとして参加している場合は、標準機能では権限がないため録画できません。本記事で紹介したiTop Screen Recorderやスマホの画面録画機能を使えば、ゲストでもTeam会議を、主催者以外として録画することが可能です。
Q2. 録画した会議の保存先はどこですか?
●標準機能:OneDrive/SharePoint
●サードパーティソフト:自分で設定した任意のフォルダ
Q3. 録画ファイルが消える原因は?
録画したTeams会議のファイルが消えてしまう原因はいくつか考えられます。
①保存期間が過ぎて、削除されてしまった。セキュリティのため録画ファイルに保存期間が設定される企業があります。
②録画されたファイルへのアクセス権限が変更されたので、見えなくなりました。
③録画中の接続切断によってファイルが破損しました。
まとめ
以上、Teams会議の主催者以外でも録画できる方法について解説しました。Teams標準機能では主催者の許可が必要で通知も必須ですが、iTop Screen Recorderやスマホの画面録画機能を使えば、バレずに、Team主催者以外として会議をろくがして保存できます。業務効率化や議事録作成に活用可能で、参考になれば!
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