PCゲームのプレイを録画して、友達と共有したり、YouTubeなどのプラットフォームにアップロードしたいと思ったことはありませんか?
いざ録画ソフトを選ぼうとしても、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまう方もいるかもしれません。画質、使いやすさ、機能性、料金など、考慮すべき点は多岐にわたります。本記事では、PCゲーム録画ソフトの選び方のポイントを解説し、おすすめのソフトを厳選してご紹介します。
PCゲーム録画ソフトの選び方
PCゲーム録画ソフトを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。これらの要素を考慮することで、自分のニーズに最適なソフトを見つけることができます。
1. 画質とフレームレート
録画した動画のクオリティは非常に重要です。高画質で滑らかな映像を残したい場合は、高解像度(1080p以上)と高いフレームレート(60fps以上)に対応したソフトを選びましょう。ただし、高画質・高フレームレートでの録画はPCのスペックを要求するため、注意が必要です。
2. 使いやすさ
初心者の方であれば、直感的でシンプルな操作性のソフトがおすすめです。PCでゲームを録画するために録画開始・停止、設定変更などが簡単に行えるか、日本語に対応しているかなどを確認しましょう。
3. 機能性
録画機能だけでなく、編集機能やライブ配信機能など、追加機能の有無も確認しましょう。例えば、録画中にリアルタイムで注釈を加えたり、複数の映像ソースを合成したりしたい場合は、高度な機能を備えたソフトが適しています。
4. 対応OS
PCで安全にゲームを録画するために、使用しているPCのOS(Windows、macOSなど)に対応しているかを確認する必要があります。特に古いOSを使用している場合は、対応状況を事前に確認しましょう。
5. 料金
無料のソフトから有料のソフトまで、様々な価格帯のソフトがあります。無料ソフトでも基本的な録画機能は備わっていますが、ロゴが表示されたり、機能が制限されていたりする場合があります。有料ソフトは高機能でサポートも充実していることが多いですが、予算に合わせて検討しましょう。
6. PCスペック
PCのゲーム録画ソフトはPCのリソースを消費します。特に高画質・高フレームレートで録画する場合は、CPUやGPUにある程度の性能が求められます。使用しているPCのスペックを確認し、推奨環境を満たしているソフトを選びましょう。
7. 対応するゲーム
特定のゲームやAPI(DirectX、OpenGL、Vulkanなど)との互換性も重要です。録画したいゲームが正常に録画できるか、事前に確認しておくと安心です。
おすすめのゲーム録画ソフト5選
ここでは、上記の選び方を踏まえ、特におすすめのPCゲーム録画ソフトを5つご紹介します。それぞれの特徴、対応OS、使い方、料金、メリット・デメリットを詳しく解説します。
iTop Screen Recorder
シンプルな操作性と豊富な録画モードが特徴です。特にPCのゲーム録画に特化した「ゲームモード」では、ラグを抑えながら高画質でスムーズな録画が可能となります。画面全体、特定ウィンドウ、選択範囲など、録画範囲を柔軟に選択できます。対応OSはWindows。料金は無料版あり、有料版は年間プランと買い切りプランがあります。
使い方
1.iTop Screen Recorderをダウンロード・インストール
2.起動後、「ゲーム」タブを選択し、録画したいゲームを選択
3.必要に応じて画質、フレームレート、音声などを設定
4.「REC」ボタンをクリックすると録画が開始されます。
メリットはシンプルで直感的な操作性、ゲーム録画に特化した「ゲームモード」で快適な録画が可能、録画範囲を柔軟に選択できる、有料版では編集機能も搭載していることです。
デメリットは無料版では録画時間に制限があり、有料版の価格がやや高めな点が挙げられるでしょう。
GeForce Experience
NVIDIA製のグラフィックボード(GeForceシリーズ)に最適化された録画機能「ShadowPlay」が最大の特徴です。ゲーム画面をキャプチャしてバックグラウンドで常に録画されており、決定的な瞬間を遡って保存できるインスタントリプレイ機能や、高画質・低負荷での録画が可能です。対応OSはWindows。料金は無料ですがGeForceグラフィックボードが必要です。
使い方
1.GeForce Experienceをインストールし、最新のグラフィックドライバにアップデート
2.ゲームを起動し、「Alt + Z」キーを押すとオーバーレイが表示される
3.録画を開始する場合は「Alt + F9」キー、インスタントリプレイを開始する場合は「Alt + Shift + F10」キーを押す
4.設定はオーバーレイメニューから変更可能
メリットとしては、高画質・低負荷でゲームプレイを録画でき、決定的な瞬間を逃さないインスタントリプレイ機能、シンプルで使いやすいインターフェース、NVIDIA製グラフィックボードとの親和性が高い点などが挙げられます。
デメリットはNVIDIA製のグラフィックボードが必要な点と編集機能は限定的であることです。
OBS Studio
完全無料でありながら、高機能な録画・ライブ配信ソフトなのがOBS Studioの特徴です。PCでのゲーム録画はもちろん、豊富な設定項目、カスタマイズ性の高さ、多様なプラグインによる機能拡張が可能です。複数のソース(ゲーム画面のキャプチャ、ウェブカメラ、マイクなど)を自由に組み合わせて録画・配信できます。対応OSはWindows、macOS、Linuxです。
使い方
1.OBS Studioを公式サイトからダウンロード・インストール
2.シーンとソースを設定(例:ゲーム画面をキャプチャする「ゲームキャプチャ」ソースを追加)。
3.必要に応じて音声入力や出力、映像ビットレートなどを設定
4.「録画開始」ボタンをクリックすると録画が開始されます。
メリットとしては完全無料で使用でき、高度なカスタマイズが可能、豊富なプラグインで機能拡張ができ、録画だけでなくライブ配信にも対応している点が挙げられます。
デメリットは初心者には設定項目が多くて操作が複雑に感じる場合があること、PCスペックが低いと動作が重くなることがあることなどです。
Movavi Screen Recorder
洗練されたインターフェースと使いやすさが特徴の録画ソフトです。PCでのゲーム録画だけでなく、デスクトップ全体やウェブカメラ映像など、様々なソースを簡単に録画できます。録画後の簡単な編集機能も備わっており、動画のカットやBGMの追加などが可能です。対応OSはWindowsとmacOS。料金は買い切りプランと年間プランがあります。無料体験版もあり。
使い方
1.Movavi Screen Recorderを公式サイトからダウンロード・インストール
2.録画したい範囲(ゲームウィンドウなど)を選択
3.必要に応じてマイクやウェブカメラを設定
4.「REC」ボタンをクリックすると録画開始
メリットはシンプルで分かりやすいインターフェース、多様な録画モードに対応していること、録画後の簡単な編集が可能で、日本語サポートが充実している点です。
デメリットとしては無料体験版には機能制限とロゴが表示され、こちらも買い切りプランの価格はやや高めであることが挙げられるでしょう。
Camtasia
高度な編集機能を備えたプロフェッショナル向けであるのが特徴の録画・編集ソフトです。PCのゲーム録画で用いる画面録画だけでなく、動画編集、エフェクト追加、トランジション、アニメーションなど、本格的な動画制作が可能です。チュートリアル動画やプレゼンテーション資料の作成にも適しています。対応OSはWindowsとmacOSです。料金は買い切りプランのみ。
使い方
1.Camtasiaを公式サイトからダウンロード・インストール
2.録画ツールを起動し録画範囲や音声入力などを設定
3.録画終了後タイムライン上で動画の編集を実施
4.必要に応じてエフェクトやテキストなどを追加し動画書き出し
メリットは豊富な編集機能で高品質な動画を作成でき、チュートリアルやプレゼンテーション資料の作成に最適なこと、また充実したサポート体制が挙げられます。
デメリットとしては価格が非常に高価であり、操作性の面で初心者には操作が複雑に感じる場合があり、PCスペックが低いと動作が重くなることがある点です。
まとめ
PCでのゲーム録画ソフトの選び方から、おすすめのソフト5選まで詳しく解説しました。高画質・低負荷な録画を求めるならGeForce Experience、自由度の高いカスタマイズを求めるならOBS Studio、手軽にPCでゲーム録画を楽しみたいならiTop Screen Recorder、使いやすさと編集機能を両立したいならMovavi Screen Recorder、本格的な動画編集も視野に入れるならCamtasiaがおすすめです。
ご自身のPC環境、録画したいゲームの種類、そして録画後の用途などを考慮して、最適な録画ソフトを選び、最高のゲームプレイを記録・共有しましょう。
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