Windowsに標準搭載されている「ゲームバーは、PCの画面録画が手軽にできる便利な機能です。しかし、突然録画できなくなるトラブルに直面することもあります。
本記事では、ゲームバーが録画できない原因を突き止める方法について解説し、具体的な対処法を紹介します。本記事を参考に、最適な解決策を見つけましょう。
ゲームバーで画面録画ができない7つの原因と確認方法
ゲームバーで録画ができないとき、何が原因で録画できないのかを確認する方法をご紹介します。
ハードウェア要件を満たしていない
ゲームバーを使って録画するためには、ハードウェア要件を満たしていなくてはなりません。
お使いのPCが要件を満たしているかどうか、以下の手順で確認できます。
【確認方法】
1. Windowsの「設定」を開く(Win + I キーを押す)
2. 「ゲーム」をクリック
3. 「Xbox Game Bar」に「申し訳ありませんが、お使いのPCはキャプチャのハードウェア要件を満たしていません。」というメッセージが表示されているかを確認
上記のメッセージが表示されている場合、そもそもPCのスペック不足のためゲームバーが利用できません。
ゲームバーの設定が無効になっている
ゲームバー機能がオフになっていると、録画機能も使用できません。Windowsの設定画面から「ゲームバー」が有効になっているか確認しましょう。
【確認方法】
1. Windowsの「設定」を開く(Win + I キーを押す)
2. 「ゲーム」をクリック
3. 「Xbox Game Bar」の項目で「このデバイスでXbox Game Barを開く」がオンになっているかを確認
録画中に画面のサイズ変わっている
録画中に録画対象の画面サイズが変わると録画が停止され、そのため、録画できなくと思い込んでしまうことがあります。
録画対象のアプリがゲームバーのサポート外
ゲームバーは、特定のアプリやウィンドウ(例えば一部の保護されたコンテンツなど)では動作しない場合があります。
【確認方法】
録画対象のアプリがゲームバーでサポートされているかを確認する
検証により、デスクトップ画面、エクスプローラー、一部の保護されたコンテンツなどは録画対象外となります。
システムの不具合や一時的なトラブル
Windowsの一時的な不具合やメモリ不足、システムの負荷が高い場合、ゲームバーが正常に動作しないことがあります。そもそもPCに録画できるだけの空き容量がない場合もあるので、長時間の画面録画の際には確認が必要です。
【確認方法】
● PCを再起動してみる
● PCの空き容量が不足していないか確認する
デバイスドライバーの不具合
グラフィックドライバーが古い、または不具合があると、ゲームバーの録画機能が正常に動作しないことがあります。
【確認方法】
● 「デバイスマネージャー」からグラフィックドライバーの更新を行う
● 必要に応じてドライバーを再インストールする
Windowsが最新版にアップデートされていない
Windowsアップデートが未適用の場合、システムの不具合が発生することがあります。ゲームバーの機能改善が含まれる更新プログラムもあるため、最新のものに更新するようにしましょう。
【確認方法】
Windowsメニューの「設定」 > 「更新とセキュリティ」 > 「更新プログラムの確認」で最新になっているか確認
ゲームバーで画面録画ができない場合の対処法
ゲームバーを有効にする
Windowsの設定画面でゲームバーが無効になっている場合は有効にしてください。
Windowsの「設定」>「ゲーム」から「Game Bar」を開くと以下のような画面が表示されるので「オン」にしましょう。
ウィンドウモードに切り替える
PCの画面がフルスクリーンモードになっていると、ゲームバーのメニューが表示されません。そのため、画面録画ができないと勘違いしてしまうことがあります。
「Alt+Enter」キーを押すと、フルスクリーンからウィンドウ表示に戻すことができるので、まずは試してみましょう。
また、フルスクリーンモードのままでもゲームバーを使った画面録画は可能です。Windowsキー + Alt + R キーを押すと、録画の開始および終了ができます。
システムの再起動を行う
PCを再起動することで、システムの不具合が解消される可能性があります。
特に、長時間使用していると一時ファイルが蓄積し、システムが不安定になることがあります。再起動が完了したら改めてゲームバーを開き、録画可能かどうか試してみましょう。
また、
不要なアプリを閉じてシステムの負荷を軽減する
キャッシュクリアをする
PCの容量不足の場合は空きをつくる
なども試してみてください。
グラフィックドライバーを更新する
グラフィックドライバーを更新することで、画面録画ができるようになる可能性があります。以下の手順で「デバイスマネージャー」から更新できます。
【更新手順】
1. 「デバイスマネージャー」を開く
2. 「ディスプレイ アダプター」を選択する
3. 使用中のGPUを右クリックして「ドライバーの更新」を選択する
4. 更新が完了したらPCを再起動する
Windowsの更新を行う
Windowsが最新版でない場合、システムの不具合が発生する可能性があります。最新の更新プログラムをインストールしましょう。
【更新手順】
1. 「設定」から「更新とセキュリティ」を開く
2. 「更新プログラムのチェック」をクリック
3. 更新プログラムがある場合は、[ダウンロード] と [インストール] を選択
4. 更新が完了したらPCを再起動する
どうしても録画できない場合は外部ツールの利用も検討しよう
外部の録画ツールを活用する
すべての方法を試したけれどゲームバーでの録画ができないという場合は、外部の録画ツールを活用するのも一つの手です。ここでは簡単に使えるおすすめツールを3つご紹介します。
OBS Studio:完全無料で利用できる高性能な画面録画ツール
OBS Studioは、無料で利用できる高機能な録画ソフトです。多機能でカスタマイズ性が高く、PCの画面録画だけでなくライブ配信も可能です。
料金 | 特徴 | 注意点 |
無料 |
|
|
Loom:自動生成URLですばやく動画を共有できる
LoomはChromeの拡張機能で手軽に画面録画ができるツールです。画面録画と同時にウェブカメラの映像も録画可能なため、自分の姿をワイプで表示することができます。また、自動生成されるURLを共有するだけで簡単に動画をシェアできるのが特徴です。ただし、無料プランでは録画時間が最大5分までとなっている点には注意が必要です。
料金 | 特徴 | 注意点 |
無料プラン(録画時間最大5分) 有料プラン($15.00~) |
|
無料プランは5分までの時間制限あり 無料プランは録画画面にロゴの透かしが入る 有料プランでないと長時間の録画や高度な編集機能が制限される |
Screen Recorder for Google Chrome:シンプルで手軽に使える完全無料の録画ツール
Screen Recorder for Google Chrome(スクリーンレコーダー)は、無料で使えるシンプルな録画ツールです。Chrome拡張機能で、PCの画面全体、特定のウィンドウ、またはブラウザのタブを録画できます。編集機能はありませんが、とても簡単に使えて専門知識が不要なため、初心者におすすめです。
料金 | 特徴 | 注意点 |
無料 |
|
|
まとめ
ゲームバーで画面録画ができないときは、設定の不備やシステムの不具合が主な要因となるケースが多いです。本記事でご紹介した対処法を一つずつ試してみてください。どうしても解決しない場合は、外部ツールの利用も視野に入れましょう。
コメントを残す *メールアドレスが公開されることはありません。